しおがま神社の花見3【江戸彼岸(えどひがん)】 花咲か爺さんが枯れ木に咲かせた桜?

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こんにちは!かっぽです。

 

春のお花見シーズンに

宮城県の鹽竈神社(しおがまじんじゃ)

で楽しめる、桜のご紹介・第3弾。

 

今回は

「江戸彼岸(えどひがん)」 

のご紹介です。

 

鹽竈神社の桜図鑑3「江戸彼岸(えどひがん)」

 

日本最古の桜

 

江戸彼岸という桜は

昔話に登場しても不思議じゃないほど

古来より存在する桜です。

 

チューリップ状の小花が

枝にびっしりと密集して咲くので、

その美しさは圧巻です。

 

ブラックベリーのような

黒紫色の実がなるそうですが

私は見たことがありません。

よく見ていれば、見つかったのかな?

 

桜というのは何と!

300種類以上もの品種が存在する

そうですが、そのほとんどは栽培品種。

 

野生種はたったの11種類

しか無いそうです。

 

その、数少ない野生種のひとつが、

この江戸彼岸桜。

 

大変な長寿の上、巨木となる事が多く、

日本の十大桜の中、九本がこの品種です。

 

鹽竈神社には、その中でも次の

「日本三大桜」と呼ばれる桜の木が

株分け(・・・って言うのかな?)

されたものが植えられています。

 

 

日本三大桜とは

 

● 「山高神代桜」

(やまたかじんだいざくら)

 

● 「根尾谷淡墨桜」

(ねおだにうすずみざくら)

 

● 「伊佐沢の久保桜」

(いさざわのくぼざくら)

 

これら、三大桜については、

後半でご紹介いたしますネ!

 

  

この中でも、、三大桜を

伊佐沢の久保桜とはせずに、

「三春滝桜」としている

場合もありますが、

 

ここでは、しおがま神社に習って

伊佐沢の久保桜を三大桜といたします。

(ちなみに福島県の三春滝桜の品種は

江戸彼岸ではありません。)

 

 

それにしても、

樹齢1000年超えの木がたくさんある

江戸彼岸に比べると、

ソメイヨシノの命がなんと儚いことか!

 

平均寿命が60年と言われていますからね。

いかに短命なのかが分かりますね。

 

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最古の桜になぜ“江戸”が付く?

 

「江戸彼岸(エドヒガン)」

という名前は、江戸(東京)で

お彼岸の頃に花を咲かせることから

この名前が付きました。

 

ちょっとここで疑問・・・。

 

歴史が古い桜なのに、

「江戸」の名が付くのは、

変じゃない!? (;゚Д゚)

 

江戸が発展してから300年にも

満たないのでは・・・?

 

「江戸」は徳川家康の所領となるまでは、

ド田舎の湿地帯だったと聞いています。

 

それなのに、ずっと古来からある桜に

「江戸」の名が付くのは

すっごく疑問です。

 

 

実は江戸彼岸には、

 

「老婆彼岸(ウバヒガン)」

「東彼岸(アズマヒガン)」

 

という別名もあります。

 

「東」というのは、

東国=関東

のこと。

 

また、

「姥彼岸(ウバヒガン)」

の名前のほうの由来は

ちょっとダジャレめいています。

 

江戸彼岸は花が先に咲き

葉は後から生えてきます。

 

この事から、

 

「葉が無い」

=「歯がない」

 =「老婆(うば)」

 

ということで命名されたようです。

 

まあ、個人的にツッコミを入れると、

歯(葉)がなくても、

後から生えてくるわけですから、

 

「老婆」よりも

むしろ「赤ちゃん」では!?

 

とか、

 

どうして婆さんなんだ!?

爺さんじゃダメなの!?

 

・・・と、

女性蔑視を訴えたいところですが

 

まあ、それは置いときます (;゜∇゜)

 

話を戻しますと、

どうやら「江戸彼岸」という名前は

明治以降に便宜上、これに決めたようです。

 

別名がいくつもあるので、

混乱を避けるために

「江戸彼岸(エドヒガン)」

にまとめたという説が有力。

 

明治以降なら既に

日本の中心は江戸(東京)に

なっている時代ですので、

どうしても

「アズマヒガン」

「ウバヒガン」

よりは有力候補になりますよね。

 

まあ、こんなに美しい桜の名前が

「老婆彼岸(ウバヒガン)」

だったらかわいそうなので、

それだけは回避できて良かったです。

 

 

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花さか爺さんが咲かせた桜!?

 

最近のことですが、

 

「花咲か爺で有名な

剪桜翁伝に登場する桜は、

この江戸彼岸桜だと

言われている。」

 

という情報をネット上で発見し、

 

「お!花咲か爺さんに登場する桜は

何と、江戸彼岸だったのか (“⌒∇⌒”)

すごいっ!!!」

 

と、昔話の裏話に感激していました。

 

それも束の間・・・。

 

「剪桜翁伝(せんかおうでん)」

というのはどうやら

 

江戸時代末期に出版された

植物に関する園芸書のようで、

花咲か爺さんの原典では

ありませんでした (;´Д`)

 

実のところ、

花咲か爺さんに登場する桜の品種は不明

です。

 

もともと、

花咲か爺さんのストーリー自体、

いくつもの説話が合体して

成り立ったものだそうですので

きちんとした設定はないんですね。

 

しかも、室町時代後期から

江戸時代初期にかけて

書かれたものだそうです。

 

江戸彼岸桜が古来より存在する桜なので、

花さか爺さんの話も、

たけとり物語や浦島太郎のように

もっと昔からある

おとぎ話だと思っていました。

 

ただ、

花咲か爺さんが枯れ木に灰をまいて

咲かせた桜が

染井吉野では無いことは確かなので

絵本の挿し絵に染井吉野が描かれていたら、

それは真っ赤なウソです (;゜∇゜)

 

なぜソメイヨシノではないのか

・・・という理由は、

ソメイヨシノのページをご覧ください♪

 

 

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昔は、つぼみの膨らみ始めた

江戸彼岸の枝を暖かい室内に置き、

少し早めの開花を花瓶に挿し楽しんだとか。

 

今でも江戸彼岸は

生け花によく使われるそうです。

 

そんなところから

「枯れ木に花を咲かせる」

という発想が生まれたようです。

 

 

ところで、

 

花咲か爺さんの隣に住む意地悪じいさんが

枯れ木に花を咲かせられなかったのは、

 

「江戸彼岸ではない桜を

開花させようとして失敗した。」

という都市伝説(?)まであります。

 

開花時期を見誤ったという説が

あるとのこと。

 

桜の品種によっても

開花時期が全然違うので、

意地悪じいさんは開花が遅い品種を

選んでしまったのかも知れませんね。

 

 

しおがま神社の江戸彼岸桜

 

鹽竈神社にあるこの三大桜について、

寄贈されたものだという

看板は立っているのですが、

はたしてこれが、本当に

三大桜と同じ遺伝子を持つ桜なのか、

何なのかが、イマイチ分かりません。

 

 

なぜ混乱を招くかと言いますと、

それぞれの木の根元に、

「 ○○○(三大桜の名前) 」

と、名前が書かれた標識(?)が

立っているからです。

 

そのため、

(日本の三大桜全てが

しおがま神社の境内に植えられているなんて

すごいっっっ!)

と、最初はそれを単純に

信じてしまいました。

 

・・・の割には、しおがま神社は

桜での注目度が低い。

 

(何かが違う・・・)

 

それで

「接ぎ木で繁殖した苗を

もらってここに植えたもの。」

と、勝手に解釈することにしました

 

 

鹽竈神社には普通の(?)江戸彼岸と

日本三大桜を分けてもらったという

(たぶん接ぎ木?)

江戸彼岸があります。

 

 

山高神代桜

(やまたかじんだいざくら)

 

 

ご本家の木は、

山梨県北杜市武川にある「実相寺」の

境内に植えられてい江戸彼岸桜です。

 

樹齢2000年超えと言われる

日本で最古の桜。

(鹽竈神社の看板には

樹齢約1800年と書かれています。

樹齢は2つの説があるようです。)

 

高さが10.3mもあり、幹周りは11.8mも

あり、樹齢だけではなく、

大きさも日本の桜では最大級です。

 

(しおがま神社の看板は

10年前のデータなので

異なっているようです。)

 

 

いま西暦2017年ってことは、

二千年以上前なら、

イエスキリストの時代から

存在してる桜ってことですよね!?

(諸説ありますが、基本、

西暦はイエスキリストの誕生した年を

元年としています。)

 

まあ、神社の桜の話題に

イエス・キリストの話が出てくるのも

違和感があるかも知れませんが・・・。

 

日本の2000年前は弥生時代後半です。

 

邪馬台国に卑弥呼が存在していたと

言われているされる時代よりも、

さらに300年ぐらい前。

 

すごい!スゴすぎる~~~!

 

これほど長い時を生きてきた桜なら

「神」とか「精霊」が宿っていても

不思議ではない気がします!

 

山高神代桜」という個体名は

ヤマトタケルノミコト

(日本武尊/倭建命)

が、東方遠征の折に植えたという

伝説から来ています。

 

日本書紀や古事記に登場する

皇族ですね。

 

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この桜、鎌倉時代には、

衰えかけたことがあるそうです。

 

日蓮聖人がその様子を見て

回復を祈ったところ、無事に復活したそう。

 

そのため「妙法桜」とも呼ばれています。

 

桜の言い伝えをアレコレと調べていると、

日蓮聖人の名が、ちょくちょく登場します。

 

桜が好きなお坊様

だったんでしょうか。

 

レジャーシートの青い色が写ちゃって、

多少興ざめな感じがします。

 

お花見シーズンは、しかたありませんが・・・。

 

この場所は、しおがま神社内で唯一、

場所取りが許されているエリアなのです。

 

昔は、第2駐車場の傾斜に座って

花見を楽しむシーンが見られましたが、

いつの間にか禁止されたようです。

 

ま、実際、

あの辺りははヘビがいたりするので

禁止したのは正解かもです( ̄▽ ̄;)

 

鳥居と一緒に写ると綺麗ですが

角度的にどうしても

鳥居の側面しか写らなくて残念です。

 

 

根尾谷淡墨桜

(ねおだにうすずみざくら)

 

 

岐阜県本巣市根尾板所上段にある

樹齢1500年余りの江戸彼岸桜です。

 

木の高さは16m。幹周りは9.9m。

 

西暦460年頃に、

継体天皇(けいたいてんのう)により

お手植えされたと伝えられています。

もはや、「日本書紀」の時代という

すっごい大昔です。

 

「淡墨桜」の由来は、

つぼみの時は淡いピンク色。

満開になると白っぽくなって、

その後、散る間際には、

淡い墨色に変化することから

来ているそうです。

 

・・・が!

 

んっ?

墨色(すみいろ)になんかなったっけ?

 

なっていれば気づきそうなものですが・・・。

来年、気をつけて見てみようと思います。

 

この時期は、菜の花も植えられていて

遠目から見ると、

すごく色彩が鮮やかです。

 

「ウバヒガン」の名の通り、

江戸彼岸桜は基本的には

葉っぱは後から出るとのことですが、

 

個体差かな?

山高神代桜と伊佐沢の久保桜は

その通り、花が先ですが、

この「根尾谷淡墨桜」

花と一緒に葉も出て来ています。

 

新芽が赤茶けたソメイヨシノなどと違って

若葉が最初から緑色なので、

これはこれで綺麗です。

 

 

伊佐沢の久保桜

(いさざわのくぼざくら)

 

山形県長井市上伊佐沢2027にある桜。

樹齢約1200年。

 

木の高さは約13m。

 

江戸時代には

枝の広がりが四反にも及んでいたため、

四反桜(よんたんざくら)

とも呼ばれていたそうです。

 

「反(たん)」というのは

田んぼの面積に使われているのを

耳にすることもあると思います。

 

1反、2反、3反・・・。

 

1反=991.736平方メートル

 

ですので、正方形に換算すると、

一辺が約31.5m

になります。

 

小学校のプールが25mだったので、

それよりも遥かにデカイ・・・(゚д゚)!

す、すごいっ!

 

 

この長井市には他にも

樹齢約1200年の

「草岡の大明神桜」

という巨木があります。

 

 

その昔、

征夷大将軍・坂上田村麻呂が

恋仲になった豪族の娘・お玉の死を悼んで

植えた桜だという伝説が残っています。

 

そのため、

「お玉桜」

という別名もあります。

 

お散歩中の柴わんこを

バッチリ写したつもりなのに、何と!

 

肝心のお顔が写っていなかったという

失策を・・・(ToT)

 

花咲か爺さんの飼い犬のように

「ここ掘れワンワン!」

とは、鳴いていませんでした(笑)

 

 

空を背景に、

上の方に写っているのが

伊佐沢の久保桜

 

奥の建物が「貴賓館」という

しおがま神社の施設。

 

 

その手前に咲いているのが

「四季桜」です。

 

四季桜は夏以外は咲いているので、

紅葉の記事にも登場いたします。

 

 

エドヒガンの開花時期

 

江戸彼岸桜の開花時期は比較的早めで、

ソメイヨシノが咲く前に

開花・満開を迎えます。

 

3月下旬に花開く「河津桜」

まだ綺麗な花を咲かせているうちに

江戸彼岸桜も開花します。

 

しおがま神社に植えられている

三大桜のエドヒガンは、

同じ品種でありながらも

微妙に開花時期が異なります。

 

山高神代桜が真っ先に開花し、

伊佐沢の久保桜もそれを追うように

微妙に遅れて開花します。

 

ところが、

花と一緒に葉っぱも出てくるタイプの

根尾谷淡墨桜は他の2つよりも

一週間ぐらい開花が遅れます。

 

この3本の木は近い場所に植えられていて、

一番開花が遅い根尾谷淡墨桜は

真ん中にあるので、場所のせいではなく、

恐らく個体差じゃないかと思います。

 

 

白い木蓮が開花し、

濃いピンク色の河津桜が散る前なので

 

この時期のしおがま神社は、

このグラデーションが大変美しいです。

まさに百花繚乱♪

 

ソメイヨシノの開花前の

しおがま神社のお花見も

おすすめですよ!

 

 

江戸彼岸の動画

 

2015年、2016年にタブレット端末で

撮影した素材で作った動画です。

そのため、

あまり綺麗な画像ではありません。

 

↑音にご注意下さい。

 

今年(2017年)はデジカメで撮影しましたので、

時間ができたら、

今度は字幕をあまり入れずに

作り直したいと思っています。

気長にお待ちいただければ・・・と

思います(;^ω^)

 

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